2015-06-27
野の花のチンキ
朴の木の花が、あまりに良い香りだったので、そのまま楽しんだ後に、捨ててしまうのはもったいないなあと思っていました。
知人にチンキの作り方を教えてもらったので、やってみることにしました。
作り方といってもとてもカンタンで、アルコール度の高い焼酎やジンに漬け込むというものです。
酵母水を作るよりカンタンにできます。
香りのある野の花なら、どれもチンキにできます。
スイカズラやテイカカズラ、ノイバラ、ミカンの花などでもできそうです。
香りが液体に移ったら、できあがり。
化粧水にしたり、髪にコロンのように付けたり、いろいろに使えます。
ホウノキの花は、香水になるんじゃないかと思うような、高貴な香りだったので、出来上がりがとても楽しみです。
2015-06-24
ヒルザキツキミソウ
よくみかけるけど、名前を知らない花というのがあります。
子どもの頃から見知った花だったのですが、このお花もそんなひとつでした。
今の時期に、ちょっとした草地が残っているところ等でみかける花です。
畑にこの花をたくさん育てている前を通ったので、写真をとりました。
たくさん咲いていて、とてもきれいでした。
これを機会に名前を調べると、「昼咲月見草」とわかりました。
名前の通り、ツキミソウと同じ仲間(アカバナ科)で、夜ではなく昼に咲く花です。
もとは、観賞用に育てられていたものが、こぼれ種で増えていくため、野生化したのだそうです。
薄桃色の可憐な花で、夏の風にゆらゆらと揺れる風景はなんとも綺麗です。
2015-06-20
野草の天ぷら
青梅市の山を散策して、野草が収穫できたので天ぷらにしてみました。
天ぷらは油をつかうし、後片付けが大変だったりするので、普段はあまりしないのですが、一日まるまるお休みの日があったので、やってみました。
一般的な食べられる野草、ヨモギ、セリ、サンショウ、ミツバなどの他に、ドクダミ、クワの葉などもお試しでやってみました。
どの野草も、天ぷらにしてみると、クセがなく、食べられます。
ですが、味があまりしないという感じでした。
ドクダミはそのままだと強すぎて食べられるといった感じではないですが、天ぷらにすると、ほんのり香りが残っていて、いい感じでした。
さっと短時間で揚げるのコツのようです。
実際じっくりみてみると、食べられるもの、たくさんあるのものですね。
2015-06-09
朴(ほお)の木の花の香り
ホウノキが家にあります。
背の高い木です。
朴葉寿司や、その大きな葉に味噌をおいて焼いた朴葉味噌など、昔から親しまれていた木です。
この時期、大きな白い花が咲きます。
手のひらを広げた大きさよりもひとまわりもふたまわりも大きい花です。
花は葉の上で、空に向かって咲くので、なかなか見ることができません。
手の届くところに咲いた花があったので、見てみました。
まず驚いたのがその香り。
とても強い香りがして、高貴な香りです。
神様のお花ともいわれているそうで、神聖な花なのだそうです。
それも納得の香りでした。
こんなに香りがするとは、背の届くことのない高い所で咲いていたので、今まで気がつきませんでした。
あたり一面香りが漂って、なんともすてきな花でした。
2015-06-04
冬虫夏草
冬虫夏草を見たことがありますか?
その名のとおり、虫からキノコが出ています。
みつけました、冬虫夏草。
森で地面をよくみていると、地表に特徴のあるキノコが出て来ているので、みつけられることがあります。
今回見つけたのは、セミの幼虫から出て来たものです。
冬虫夏草ときくと、とても貴重な漢方のイメージがあります。
研究のすすんでいる中国では、不老長寿の薬としても珍重され、大変高価なものであるそうです。
免疫力を高まることや、様々な栄養素が含まれているものなのだそうです。
地中に生き物が潜る際に、地中にいる冬虫夏草となる菌が付着して、幼虫の栄養をとりながら成長するとのこと。
この不可思議でもあるものを、漢方として発見した人もまたすごいですね。