心地よい暮らし 環境に優しい台所洗剤「フロッシュ」
台所で洗い物をして、汚れた水は何処へ行くのでしょう?下水処理場のあとは?
水は循環しているので、自分が今汚した水も、幾百年、千年後には、また出会う水かもしれません。
そんなふうに思って、環境に優しい台所用洗剤をいろいろ使ってみたのですが、一番のお気に入りは、環境先進国ドイツ生まれの「Frosch(フロッシュ)」です。
私は、写真のソーダと、オレンジの2つを気分で選んで使っています。
環境に良い商品は、お値段も高いと思いがちですが、フロッシュは違います。泡ポンプタイプにすると、原液を水に薄めて使うので、とても経済的。
私は、油汚れが気になる時に洗剤を使うのですが、もう何年も、これ一本。
カエルのイラストもかわいいです。カエルは環境負荷を受けやすい生きものとされています。
28日以内に98%が生分解されるのも嬉しいですね。
きっとカエルも笑っています。
むかごごはん
都心ではみつけることは難しいですが、ちょっとした暗めの草むら、山の入り口(林縁)に、草に絡み付くように伸びている、ほっそりしたハート形の葉をみつけることがあります。
そのつるを辿ると、小さなお芋がついています。
むかごと呼ばれているそれは、生ではねっとりとして、ゆでるとほくほく、とてもおいしい秋の味です。
今では畑で栽培されていたり、スーパーでもよくみかけます。
ご飯と一緒に炊く、「むかごごはん」が簡単でおすすめです。ほんのり甘くて美味しいですよ。
これは、ヤマノイモという植物で、秋にはむかごができ楽しめますが、地中の根っこを上手に掘り上げることができるとヤマノイモ(自然薯/じねんじょ)。
粘り気の強い美味しいお芋。
自然から少しお裾分けさせてもらって、美味しくいただく秋の味です。
道ばたの草 「セイタカアワダチソウ」
河原などでよくみかける秋の野の草といえば、ススキ。
もうひとつ黄色い背の高い花をみかけることが多いと思いますが、これがセイタカアワダチソウ(背高泡立草)。
よく見ると、ひとつひとつキクのような小さな花が集まって咲いているかわいい花です。
帰化植物なので、あまり繁茂すると困るな、という植物でもあるのですが、根から他の植物が嫌がるような成分を出し、範囲を広めつつ、最後には自身も枯れてしまうそうです。
植物の不思議ですね。
そんなセイタカアワダチソウですが、秋の花粉症の原因と間違われることもあるようです。花が咲き終わると泡のように綿毛を飛ばしますが、花粉症の原因ではありません。
この綿毛(実)は、冬の鳥たちが好んで食べるごちそうです。
秋の野の草の花も、可愛い花がいっぱいです。
カマキリ 草原の王
秋も深まり、青梅周辺ではコオロギなど虫の声が聴こえてきますね。
たくさんの生きものが、次の世代へといのちをリレーし終え、寒い冬に備えています。
草原でカマキリの卵のうを見つけました。気にしてみていると、他にも形の違うカマキリの卵のうをみつけることができました。
カマキリは草原の王といわれます。
オオカマキリやハラビロカマキリなど、カマキリによって卵のうの形が違います。
木に産んであるもの、草に産んであるものと場所もカマキリによって違うようです。
カマキリの卵のうのある位置、地上からの高さで、今年の寒さ(積雪量)がわかる(卵のうが濡れないような高さに産む)という言われがありますが、本当でしょうか?
そんな人と自然のものの見方が素敵だなあと思います。
この卵のうのなかの数百のいのちが、大人になれるまで成長できるのは数匹といいます。
お母さんカマキリを見る度に、多くのいのちの先の一匹だと思うと感慨深いものがあります。
紅葉の秋
風も冷たく感じ、いよいよ秋も深まって来ました。
今年は、9月の台風の影響で、枯れてしまっている葉を多くみかけます。
今年の紅葉は少しさみしいものになりそうです。
木々の葉が黄色や赤に染まる秋。
四季のある日本の美しさを感じる時です。
紅葉は、葉の中にたくさんあった葉緑素(クロロフィル)という緑の粒々が、太陽に当たる時間が少なくなる(光合成をしなくなる)ことによって、減る現象。
赤色と黄色の葉では、この先が違います。
葉の中のでんぷんと光の作用で、アントシアニンという色素に変化した赤い葉。
葉の中にもともとあった黄色のカロチンが葉緑素(クロロフィル)がなくなることによって見えるようになった黄色い葉。
そして、冬には葉は落ちて、株元の土の栄養となる。
自然の摂理は、本当に美しくできているなあと思います。
忙しい朝、ふと見上げると、イチョウの葉が風に舞っていました。
青い高い空に、イチョウの葉の黄色がとても綺麗で、ほんの少しの時間でも、ゆったりした気持ちになれました。
野の草 「アメリカセンダングサ」
道ばたのちょっとした草地でも、たくましく生きる野の草。
日々、何気なくみている野の草でも、いざ名前はと思うと知らないことが多いかもしれません。
秋に、たのしい野の草は、なんといっても「ひっつきむし」。
実りの秋、多くの植物が種をつける季節。例えば、たんぽぽが綿ぼうしになって風に運ばれるというように、植物の種にはそれぞれ物語があります。
アメリカセンダングサの種は、ひっかかりが種の先についていて、衣服によくくっつきます。
アメリカセンサングサにとっては、近くを歩いた動物に種がくっついて運ばれ、移動距離をかせぐのがねらいです。
黒く熟した種が衣服にくっつくと取るのが大変ですが、アメリカセンダングサは、まだ実が熟す前には、茎から取って、ダーツのようにして遊ぶことができます。
帰化植物で、どんどん生育範囲を広げているアメリカセンダングサ。
人がそれに一役買っているんですね。
映画「ライフ —いのちをつなぐ物語」
久しぶりに映画を観てきました。
「ライフ —いのちをつなぐ物語—」という世界中の生きものたちを追った映画を観て来ました。
どうしたら、こんな映像が撮れるのか、生きものたちの生き生きとした姿が素晴らしかったです。人間の映像技術も、ただただすごいの一言です。
ナレーションは、子どもには少し難しいものがありますが、映像をみているだけでも、十分に伝わるので、子どもと一緒に観るのもいいと思います。生きるために食べる、いのちをつないでいくために子育てをし、守る。
たくさんの生きものたちのそれぞれの物語を思う映画でした。
予告編をYouTubeでみることができます。
ハロウィン
明日はハロウィンですね。
私はハロウィンというものはあまり良く分からないのですが、この時期に買い物に行くと、お菓子屋さんや雑貨屋さんがオレンジと黒の可愛らしい飾りでデコレーションされていていつもウキウキします。
今日は立ち寄った八百屋さんでハロウィン用の飾りに使用する南瓜が売られていました。
店主の遊び心で、可愛らしい模様が描かれていたので許可を取って撮影してきました。
ハロウィンというと、この南瓜のお化けが有名ですよね。
お店の方に「食べられるんですか?」と聞いたら、「食べられるけど、あまり日本人の舌には合わないなぁ」とのこと。この南瓜は甘くないんだそうです。この隣に食用の甘くて美味しい南瓜も売られていました。
この時期にお菓子屋さんに行くと、南瓜のスイーツが沢山並べられていますね。
私はハロウィンのパーティなどには参加する機会がなかなか無いのですが、毎年この時期になるとこうやっていつも楽しませてもらっています。
10月の青空と星空
夏の入道雲(積乱雲)が、薄い雲に変わり、空が高くなったように感じる秋です。
青く澄んだ空は、秋の空の代名詞。
9月の台風シーズンが過ぎ、秋が深まっていきますが、
「女心と秋の空」という言葉があるように、天気が変わりやすいというのも秋ならではですね。
大気中の水蒸気が減ることで、雲の位置が高くなり、太陽からの波長の短い青い光が地上に多く届くので、空が高く、青くみえるのだそうです。
空気が澄んでくる秋から冬、これからの季節は、「秋の夜長」ともいわれ、星が綺麗にみえる
季節でもあります。今の季節は木星が夜空に明るく光っています。双眼鏡でも木星の衛星(ガリレオ衛星)が見えたりと楽しいですよ。
Wのように並ぶカシオペア座から北極星をたどったりと、秋は星見日和にもなりそうです。
読書
ここ数日、学生時代に愛読していた司馬遼太郎の「功名が辻」を読み直しています。
何度読んでも、人物の感情表現の素晴らしさとピリピリとした空気まで感じるような情景描写力は素晴らしいと感嘆します。
何年か前にドラマ化した時は驚きましたが、主演の仲間由紀恵さんがとても綺麗で、また芯の通った千代のキャラに合っていたと記憶しています。
素晴らしい本なので、もし読んだことがない方がいらっしゃいましたら、秋の長夜を過ごすオススメの一冊です。
読書というのは、テレビやDVD等と違い画像はないのですが、それだからこその楽しみ方が出来る娯楽であると思います。
良い本にめぐり合うと、自分の価値観が変わることがあります。
さて、今夜はどんな本を読もうかな。