2025-03-15
近年の建売住宅と西洋・元来の日本らしい美
西洋人の作り上げた美と、元来の日本らしい必要の上にある美。
それらについて思いを巡らしてみると、
近年の建売住宅はどれもチグハグしているように思えてなりません。
例えば、
「泊まり客や親と同居となった際を想定して1部屋は和室を設けておく」
わざわざ他の部屋とテイストを変える必要あります?
しかも数年に一度は手入れが必要となる、畳を選ぶメリットとは何でしょう?
造り付けのクローゼットが主流で、
常時そのクローゼット内に片付けてあったエアベッドを、
泊まりの来客に提供するのが現代流では。
加えて親世代は、もう畳を求めて居る世代ではないのでは。
客間(応接間)を設けることもなくなり、
ダイニングとひとつながりとなった家族用のリビングに来客を通すのが常でしょう。
これもまた、ひと昔前の日本とは異なる考え方ですよね。
家族の内情を見せることに抵抗がないと言いますか、
まぁ土地がないからこその妥協もあるのでしょうが。
2025-03-03
シャチホコ
3月3日は、ひな祭り。
女の子の節句といわれる日ですが、
実は日本建築の装飾品(の代表格といっても良い)
シャチホコにも性別があるというのはご存知ですか?
口を開けている・歯が見えているシャチホコはオス、
口を閉じているとメスだとされています。
ですから、
口を閉じているシャチホコは3月3日にお祝いしてあげるべき存在ですね。
ちなみにシャチホコは、龍等と同じく空想上の生き物。
頭は虎や龍、胴体が魚。
背中に棘があり、口には牙があるとされています。
水を口から吐き出すとされ、
火除の守り神として日本建築・主に城の上部に装飾されていることが多いです。
消防の役割ですね!
名城を再現・復元する際、シャチホコの性別はどちらかに統一されてしまうことも…。
これに関しては、残念以外の何ものでもありません。
名古屋城の金のシャチホコが有名ですが、
名古屋城以外のところにもシャチホコは存在します。
ぜひ探してみてくださいね。
2025-02-20
「書き言葉」は「話し言葉」に比べて奥ゆかしい
なんせ、余計なことを削りに削って紡がれたものだから。
すべてを伝えるつもりなんてなさそうな素振りをみせながらも、
実は五感を研ぎ澄ませて生み出された文章だから。
あれ、奥ゆかしい?
「書き言葉は話し言葉に比べて、したたかである」
と言ったほうが良いかもしれませんね。
今すぐ雰囲気の良い人になれる方法として、
書き言葉と話し言葉に共通して使うことのできる小ワザがあります。
それは、一言詳しく御礼を伝えるというワザ。
「ごちそうさまでした」よりは「美味しかったです、ごちそうさまでした」。
「助かった」よりは「これで心が落ち着いたよ、有難う」。
たかがこれだけ、されどこれが大切なのは、
特段説明せずとも分かっていただけると思います。
今この瞬間から使うことのできるワザなので、みなさん意識的にとりいれてくださいね。
大きく出ましたが、私もまだまだ修行中の身。みなさんのワザも是非教えてください。
2025-02-10
反復恐怖症
物心のついたときから、エスカレーターやエレベーターが怖かった。
船や新幹線といった乗り物、波・
メトロノーム・ロッキングチェア・シャトルランが怖かった。
それらの共通点が分からず、
年齢を重ねれば重ねるだけ「怖い」と感じる対象が増えて、
朝が来て夜が来てまた朝が来るという普遍的な生活そのものが恐ろしくなりました。
結婚を経る程大人になってから、“反復恐怖症”というワードと出会いました。
決して正式な病名ではないけれど、
同じようなものに恐怖を覚える人がいることにどれだけ安堵したか。
そして、自分が恐怖するものの共通点を見つけられたときの安堵たるや。
ここに書くことで、いつか誰かの救いになればと思っています。
恐怖の対象の名を連ねること自体に問題大有りで、
いま手を震わせ呼吸を乱しながら描いている。
反復恐怖症との闘いの記録を書いてみよう。
2025-02-02
2025.02.02
2025年の節分は、2月2日だそう。皆さんご存知でしたか?
節分の日付は、立春を基準とするため2月3日から移動する年があるそう。
(立春などの暦は、国立天文台が定めています)
節分は、「季節を分ける」の略称が由来だそうですよ。
そのため、いつが節分の日程になるかは暦の影響を受けるんですね。
主流ではありませんが、立秋や立冬の前日も「節分」と呼んで正解なわけです。
2021年の節分も2月2日だったようですが、覚えていらっしゃいますか?
恥ずかしながら、私はまったく覚えていませんでした。
この話が出てもなお、
「そうだっけ?」と何も思い出せずにいます。1日の違いは忘れてしまいますね…。
恵方巻は食べづらさがぬぐえないので、
食べやすさ重視で海鮮ちらしをいただきました。
丸かぶりはしませんが、途中で話すことなく一心不乱に?もぐもぐ。
あー、美味しかった!
私の中に棲むイライラ鬼を、美味しいものでセルフ退治成功です♪
2025-01-30
言葉づかい
子どもたちが成長の過程で、流行り言葉を遣うようになってきました。
彼らの若いコミュニティから仕入れてくる言葉は、
私には伝わらないことが多い。
「え、それってどういう意味?」と聞いてしまうあたりに
自分がおばさんと化して居ることを感じざるを得ない。
流行の真っ只中にいたのは遠い昔で、
今や流行を追いかけないと掴みにいかないと知らないままに終わってしまう。
流行り言葉を悪いとは言わない。
だってそれは文化を担っているもので、
いつかは辞書に載るかもしれない言葉の発展途上だから。
ただし、辞典・辞書に今現在掲載されている「正しい」とされている言葉たちも
あわせて子どもたちには知っておいてほしい。
作文に書いても恥ずかしくない言葉、といったところでしょうか。
堅苦しい語句ばかりを並べ文章を紡ぎだすことに、
どんな意味があるのかを考えるようになるくらいには、
一先ず言葉を知ってほしいと思う親心で
辞典・辞書を多数買い与えてみるのである。
2025-01-23
AIを正とするなかれ
先日、携帯電話ショップにて
「いまだけ無料のキャンペーンを行っているAIがあるのだけど、興味はない?」
との旨の勧誘を受けました。
ChatGPTをはじめとするオープンAIは、
いじることができるに越したことはない。
しかしながら、
仕事の書類作成の雛形を作成させたり学業の側面を
担わせたりするのはいかがなものか、とも私は思うわけです。
AIは我々人類の叡智の寄せ集めであり、
そこからまた学びを得て先読みをしていく生き物。
とすれば、AIを頼れば頼るほど、
人類はAIより能力のある存在にはなることはできない未来
しか待っていないことは明白です。
それでもあなたは、一時の利便性や時短のためにAIを活用しますか?
AIのすべてが悪いと言っている時代錯誤や
化石おじおばになるつもりは毛頭ありません。
スマートフォンと同じ。
使い方を見誤らないでいこうねという注意喚起です。
見たものに国が消されませんように、まさにそれ。
2025-01-21
財布に吹き込む冷風を止めよ
年末年始の度重なる出費で、
気付けば財布に冷たい風が吹き込んではいませんか。
こんな時こそ、そして年始めだからこそキリの良い今、
これまで始められずにいた「お金に働いてもらうこと」
をはじめてはどうでしょうか。
投資を始めるには、まずは生活防衛費として約3カ月分の
生活費を貯金することをオススメします。
お金に働いてもらう手段として、
わかりやすく投資と一括りに言いましたが、
国が制度としてオススメする積立NISAもあり。
株取引や仮想通貨への投資ももちろんありでしょう。
私は現在、
積立NISAの制度利用・仮想通貨への投資を行っています。
それに加えて、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を
取得しようと参考書を買ってきたところ。
自己改善・自己啓発スタートにも、年始めはキリが良いですね。
これまで以上にお金と仲良くなれるように。
2025-01-17
謹賀新年 どう挨拶するか
今年の年賀状の元旦配達数は、
去年と比べて35%減というニュースをみました。
我が家も漏れることなく、
年賀状のやり取りが減った年明けでした。
年賀状を減らす大きな要因となっているのは、次の2つ。
1つ目は、返信が来ない。
悲しいけれど、出さない人に出し続けるのもまた無礼。
相手の負担にはなりたくないので、送るのをやめるきっかけですよね。
2つ目は、LINEで年始の挨拶を済ますことが主流と化しているため。
住所は知らないけれど、
頻繁に連絡を取っている相手が大多数ではありませんか?
年賀状・年賀はがきの文化は、もう終わりかもしれない。
はがき1枚にかかる金額を考えれば、
LINEでの挨拶が主流になるのも致し方ない気もしますよね。
ただし、イコールで年始の挨拶を失礼して良いわけではない。
形は変えても、日本の良い文化は残していくべき。
「見たものに国が消されませんように」と、ここでもまた願うばかりです。
2024-12-23
大みそかの夜の過ごし方
みなさんはどんなふうに過ごしていますか。
除夜の鐘を突きに行く方や、
日付が変わった瞬間から初詣へ行く方。
それぞれ、
家族や友人など大切な人たちと過ごされることかと思います。
大みそかの夜に寝ずに年神様をお迎えすることを、
年籠もり(としごもり)といいます。
昔は、
祈りを捧げながら年神様をお待ちする
お迎えする風習があったとされており
「祈りをしながら待つには、火を絶やすことはできない」
と今でも焚火をしている神社も多く見受けられます。
うっかり寝てしまうと、
シワや白髪が増えるといわれているので要注意。
眠気覚ましに「年の湯」つまり入浴するのも良いですね。
1年の汚れや厄をしっかり落としましょう。
年の湯で身体を清めたら、元日は入浴しないのが良いそうですよ。
どうしても眠たくなったら「稲積む」と唱えてくださいね。
(稲積む:稲を積むこと、寝るの意味で使われた言葉)
年神様の魔力から逃れられる言葉だそうです。